日曜日の話。

以前から一度行ってみようと思っていた司馬遼太郎記念館に行くことにした。
ネットで調べると、場所は東大阪市。バイクでいけるなと思い、天気が良くて暖かくなりそうな日曜日に出かけることにした。

その日は上々の天気で、高速道路を走っていくと何人ものツーリングライダーとすれ違う。雨後の竹の子のようだ(^^みんな春を待ってたんだなあ。

自宅から東大阪まで1時間半くらい。
実ははじめての街。
工場が多くって、下町の雰囲気がただよう。記念館の場所が分からずしばらくうろうろとさまよったが、偶然にも目的地を発見、たどりつくことができました。

司馬遼太郎記念館は、閑静な住宅街のなかに埋もれるようしてある。それもそのはずで司馬の自宅だったからだ。自宅の書斎を見ようにして庭を通り抜けた先が記念館。

とても小さい。えっと思うくらい小さい。

建物はバームクーヘンを四分の一に切ったような格好で、その外周の弧の部分をあるいた先に入り口がある。入って左は書籍販売と喫茶のコーナー、右手が記念館の目玉であるところの、司馬遼太郎の頭脳をイメージしたという巨大な書架。

地下階から天井まで吹き抜けの書架は圧巻。
おびただしい(この表現がぴったり!)書籍!

・・・それだけだが。。。

特に貴重な展示品があるわけではなく、司馬遼太郎の何かを解説するでもない・・・。
そこは司馬作品に惚れた者が、「何か」を感じる空間を提供してくれている。それだけのものだ。

☆☆☆

記念館自体には少しがっかりしたというのが偽りない感想だが、ひとつ非常に感心したことは、記念館のスタッフの立ち居ふるまいでした。

ボランティアではないかと思われるおじさん、おばさんたちですが、でしゃばらず自然体のあいさつもすがすがしく非常に好感が持てました。司馬遼太郎を記念する館にふさわしいスタッフだとつくづく感心しました。

http://www.shibazaidan.or.jp/

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