03月11日付 日経新聞の報道「新株予約権発行差し止め、ライブドア仮処分申請で地裁決定」へのコメント:
ライブドアとフジテレビの争いについては一回書きましたが、丁度よい区切りとなったので今日も書くことにしました。
最初に、今日の東京地裁の決定は極めて妥当な判断であると思います。ここでフジテレビの主張が通っていたら、日本は法治国家ではなくなってしまうところだった。まだまだ日本の司法というものも機能しているらしい。
・・・というのも、近鉄を買収しようとしたときとは違って、マスメディアを買収しようとしたことから、堀江は日本のマスコミ全体を敵に回してしまった観があったからだ。
近鉄を買収しようとしていたときのマスコミは総じて「ライブドアびいき」で、旧守派であるプロ野球のオーナーや親会社に対して批判基調で報道してきた。それが今回の騒動ではどうだろう。
野球での構図を今回の騒動に置き換えると、進歩派のライブドア対旧守派フジテレビとなるのは明らかだが、「フジテレビがけしからん」という報道には接したことがない。
民放各局は、ライバル同士であるはずだから「フジよ、みっともないぞ」という報道があってもいいと思うが、出てこない。
これは各メディアが、「とても人ごとではない」と内心で戦々恐々としていることの表れだと見る。
☆☆☆
「報道の自由」だとか「国民の知る権利」だとか金科玉条を振りかざして市民生活や行政に影響力を持ち、『第四の権力』然としているマスメディアだが、実はその基盤は結構もろいものだと今回の買収劇はメディア自身にとって大きなショックだったのだろう。
この買収劇の報道を巡って「報道の公正性」や「報道の公共性」といったものが、マスコミの自己満足であり欺瞞に満ちたものであることが浮かび上がってきた。NHKでさえ埒外というわけではない。
ライブドアとフジテレビの争いについては一回書きましたが、丁度よい区切りとなったので今日も書くことにしました。
最初に、今日の東京地裁の決定は極めて妥当な判断であると思います。ここでフジテレビの主張が通っていたら、日本は法治国家ではなくなってしまうところだった。まだまだ日本の司法というものも機能しているらしい。
・・・というのも、近鉄を買収しようとしたときとは違って、マスメディアを買収しようとしたことから、堀江は日本のマスコミ全体を敵に回してしまった観があったからだ。
近鉄を買収しようとしていたときのマスコミは総じて「ライブドアびいき」で、旧守派であるプロ野球のオーナーや親会社に対して批判基調で報道してきた。それが今回の騒動ではどうだろう。
野球での構図を今回の騒動に置き換えると、進歩派のライブドア対旧守派フジテレビとなるのは明らかだが、「フジテレビがけしからん」という報道には接したことがない。
民放各局は、ライバル同士であるはずだから「フジよ、みっともないぞ」という報道があってもいいと思うが、出てこない。
これは各メディアが、「とても人ごとではない」と内心で戦々恐々としていることの表れだと見る。
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「報道の自由」だとか「国民の知る権利」だとか金科玉条を振りかざして市民生活や行政に影響力を持ち、『第四の権力』然としているマスメディアだが、実はその基盤は結構もろいものだと今回の買収劇はメディア自身にとって大きなショックだったのだろう。
この買収劇の報道を巡って「報道の公正性」や「報道の公共性」といったものが、マスコミの自己満足であり欺瞞に満ちたものであることが浮かび上がってきた。NHKでさえ埒外というわけではない。
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