『ハウルの動く城』を観賞してきた。

さすがにジブリと宮崎駿、すばらしい出来栄えのアニメーションである。いわゆる「アニメ」と「アニメーション」の間にあるような上質のアニメーションだ。

魔法使いハウルの声をあてたのが、キムタクということだが大変よくできていたと思う。むしろ18歳のソフィの声を倍賞千恵子があてているところの方に無理があると思う。

話の筋は簡単だが、ハウルが何をしたかったのかとか、サリマンがどうしたかったのか、荒地の魔女はなんだったの?など不可解な部分も多い。これは近作の宮崎駿の傾向だ。もっとシンプルだった『ラピュタ』の頃に戻ってほしい。

ただ不可解なところも含めて、『ハウル』は本物のファンタジーだ。世界観がすばらしい。
そして、そこかしこにちりばめられたギミックの数々は見る者を飽きさせないし、もう一度見たいと思わせてくれる。時を経て評価が高まることはあっても決して下がることはないだろう。

宮崎駿の面目躍如たる傑作だ。

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