「そうそうこういうこともあった」おれは思い出して・・・鬱....
2004年11月23日 こんな本もある
ISBN:4104715018 単行本(ソフトカバー) 中野 独人 新潮社 2004/10/22 ¥1,365
昨日の帰宅途中に本屋さんで見つけて、即購入しました。
この本のことを知ったのは、よく覚えていませんがきっと新聞の書評欄だったと思います。
ネット掲示板の常連でオタクの青年が、電車の中でよっぱらいからある女性を助けたことにはじまるラブ・ストーリーってな感じの紹介のされ方だったと思いますが、激しく興味をそそられたおれは機会があるごとに本屋で探していたのです。
本を開いてみてびっくり。
いわゆる掲示板のログそのものが紙に印刷されてます。正直言って非常に読みにくい。
さらに、ネットの住人でないと読めない言葉の羅列に苦労します。「キタ−−−−−!!」が頻出するのも見苦しい。
..._| ̄|○
おれには、しばらくこの記号の意味がわからなかった。
しかし、読み続けていくうちに、こういうことは瑣末なことだと気付きました。
なにより、掲示板で実際に起こったことを伝えるためには、陳腐な散文形式の小説では不可能で、こうした表現こそが適切であったと確信するようになったのです。
こういう形で出版しようと決断した人はエラい!
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恋愛を扱っていますが、おれには電車男という青年とネット介して繋がっている大勢の名も知れぬ友人たちとの「友情物語」として読めました。
物語には、特上のクライマックスが用意されていますが、おれはこの友人たちに感情移入して泣いてしまいました。
この本は、書籍としては異端の部類に入るでしょう。この物語が何がしかの賞を受けるということは考えられません、だれの作品でもないからです。
しかし、どんな優れた小説よりも「リアルな今」を小説よりドラマチックに表現しています。なにしろ、本当に「ありのまま」が本になっているのですから。
そして『電車男』というタイトルは秀逸だと思います。
・・・電車男幸せになれよ〜! おれも頑張るぞ〜〜〜☆
昨日の帰宅途中に本屋さんで見つけて、即購入しました。
この本のことを知ったのは、よく覚えていませんがきっと新聞の書評欄だったと思います。
ネット掲示板の常連でオタクの青年が、電車の中でよっぱらいからある女性を助けたことにはじまるラブ・ストーリーってな感じの紹介のされ方だったと思いますが、激しく興味をそそられたおれは機会があるごとに本屋で探していたのです。
本を開いてみてびっくり。
いわゆる掲示板のログそのものが紙に印刷されてます。正直言って非常に読みにくい。
さらに、ネットの住人でないと読めない言葉の羅列に苦労します。「キタ−−−−−!!」が頻出するのも見苦しい。
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おれには、しばらくこの記号の意味がわからなかった。
しかし、読み続けていくうちに、こういうことは瑣末なことだと気付きました。
なにより、掲示板で実際に起こったことを伝えるためには、陳腐な散文形式の小説では不可能で、こうした表現こそが適切であったと確信するようになったのです。
こういう形で出版しようと決断した人はエラい!
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恋愛を扱っていますが、おれには電車男という青年とネット介して繋がっている大勢の名も知れぬ友人たちとの「友情物語」として読めました。
物語には、特上のクライマックスが用意されていますが、おれはこの友人たちに感情移入して泣いてしまいました。
この本は、書籍としては異端の部類に入るでしょう。この物語が何がしかの賞を受けるということは考えられません、だれの作品でもないからです。
しかし、どんな優れた小説よりも「リアルな今」を小説よりドラマチックに表現しています。なにしろ、本当に「ありのまま」が本になっているのですから。
そして『電車男』というタイトルは秀逸だと思います。
・・・電車男幸せになれよ〜! おれも頑張るぞ〜〜〜☆
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