ISBN:4101199213 文庫 宇江佐 真理 新潮社 2003/09 ¥540

さくっと読んでしまいました。
はじめは、「なんだか読みにくいなあ」と思って居心地の悪い思いをしながら呼んでいたのですが、そのうち気にならなくなってしまいました。

よく読む、宮部みゆきや藤澤周平の時代小説とは、リズムが違うようです。そこに違和感を感じたのでしょう。
書き手と読み手の間にも、リズムの合う、合わないがあるのだなとこの本を読んではじめて知りました。

内容は、時代物にありがちな、「捕り物」でもなく「世話物」でもないお話です。ちょっとした謎解きのようなものもありますし、決して面白くないわけではありません。少しだけいいまでの時代小説からはみ出しているだけです。そしてそれが絶妙に面白いです。

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