久しぶりに展覧会に行ってきました。
いま、兵庫県立美術館で行われている『東山魁夷展 −ひとすじの道』です。

行ってみた感想ですが、とてもよかった。
それ以外に感想が思いつかないことが悲しいですが、おれも絵を描いてみたいなあと思わせる展覧会でした。

作品は、魁夷の年代記のような配置で展示されていましたが、若い頃から抜群に絵が上手だったことがうかがえました。こんなに上手なのに、人に感銘を与える作品となると、一生のうちにも数えるほど・・・と考えると絵描きになるのは難しいです。

作品の特徴は、ぼんやりとした穏やかなタッチで、「癒し系」な画家ですね。
単純な構図と色遣いで、とてもわかりやすい絵ですが、おびただしいスケッチの中から、自分の心象に重なる部分を抜き出してひとつの作品を、それこそ削りだすように描いているのだということが、作品の脇に添えてある魁夷の文章から伝わってきます。

展覧会には、平日にもかかわらず大勢の人が鑑賞におとずれていて、なかには絵の勉強をしているのでしょうか、熱心にメモを取っている若い人の姿もありました。

バイクでツーリングに出かけるのもそうですが、こうした展覧会に出かけると、いつもとは別の非日常空間に身を置くような気がしてリフレッシュされます。
これだからやめられませんね。

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