ISBN:4106100037 新書 養老 孟司 新潮社 ¥680

売れているらしいですね、この本。
おれの母親が買ってくるくらいだから。

実は、まだ読了していませんが、養老孟司の本を『養老孟司の<逆さめがね>』、『まともな人』と読んできて、ちょっと思ったことを書くことにしました。

この人の本のタイトルは、どこか変わってますね。『まともな人』というタイトルを見れば、

「ははあ、世の中にはまともな人が少ないという話だな」

とすぐ分かります。ひねくれてますが。

この『バカの壁』にしても、ずいぶんと挑戦的なタイトルですね。「なんだなんだどういうことだ」と思わず手に取りたくなります。

こうした本のタイトルなどは、おそらく編集者が主導で考えたものであり、著者はタイトルが何であれ、あまり頓着していないように思いますけどね。3冊読んだ様子では。

それからこの著者は、別々の本で同じことを繰り返し述べることに抵抗を持っていませんね。
多くの人は、「新しい本には新しい考えを述べるべきだ」と考えているのか、同じ意見はあまり繰り返しません。
それがこの3冊では、共通のことが三分の一から半分くらい書いてあります。著者が頓着していないというより、意識してそうしていると思えるくらいです。

養老という人は、型破りな人らしい。

肝心の本の内容だけど、うなずけない部分が半分くらい。
でも、それは著者も望むところだと思うので、これでいいんでしょう。「話せばわかる」なんてことは幻想なのだし、おれは「変化し続ける」ものだから、いつか共感するようになるかもしれない。
そういう内容の本です。

ちなみに「バカの壁」とは、先日の”逆さめがね”のレビューで、おれが一番感心した部分の引用そのままが説明となっているようです。

やっぱり同じような内容だ・・・。

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